家庭や街中で認知症の高齢者の支えになる「認知症サポーター」の養成講座が来年１月１９日、佐賀県鳥栖市藤木町の鳥栖商工センター会館である。佐賀大やサガン・ドリームスなどの主催で、サガン鳥栖の選手たちも受講し、制度をＰＲする。

当日は佐賀大医学部の堀川悦夫教授が、認知症の症状や地域の相談窓口などについて話す。街中や商業施設を徘徊（はいかい）するなど認知症が疑われる人を見つけた時の対処法や、認知症の家族への接し方などを学べるといい、受講者は全員サポーターに認定される。

サポーターは厚生労働省が養成を進めており、２０１１年３月末時点で、県内に１万９５０１人の認定者がいる。１人当たりの担当高齢者は１１人（全国平均１２人）となっている。

県内では佐賀大を中心に養成講座を運営しているが、サポーターを増やすため、大学と連携協力協定を結んでいるサガン鳥栖の選手をＰＲ役に起用した。

来年１月１７日までに電話かファクスで申し込む。また、２月１日、２９日にも佐賀大のキャンパスで同様の講座がある。問い合わせは佐賀大地域貢献推進室へ。

出典：朝日新聞